北九州市、若松が石炭で繁栄した明治、大正、昭和の初めは音楽文化も大変盛んで、アメリカから輸入されたジャズ音楽もハイカラ音楽として、当時の人々にもてはやされていました。

そうした時代の中で楽器を手にした当時の若者達によって、遂に初のジャズバンド「若松パールサロンジャズバンド」が誕生しました。

彼らは大正頃から地元を中心に活動をし、そして福岡や大分などにも赴き演奏するなど、すばらしい音楽文化の功績を残しました。

その後、途絶えていた若松のジャズを新たに発信し、自分達の出来る事から地元の音楽文化をもう一度盛り上げ、音楽を活かした街づくりを、そして歴史あるジャズ音楽を多くの方々に楽しんでもらう事を考え、音楽好きなサラリーマン、OL、自営業、ミュージシャン、公務員、学生などが集まり、1991年に「若松で音楽を聴く会」を発足しました。